タイ0 タイの線路端で「昭和」を感じた話

タイ旅行2023

本当はマハーチャイの話を書く前に書くべき話だったんですが、マハーチャイ線が良すぎてついそちらを優先してしまいました。タイ旅行の導入的な話になります。

※筆者の「昭和」イメージ
平成生まれの筆者にとって「昭和」は映画やドラマの中の世界です。映画で言えば
『Always 三丁目の夕日』や『幸せの黄色いハンカチ』。基本的に良い面しか知りません。若い人の戯言と思っていただけますと幸いです。

微笑みの国、タイ。鉄道マニア的に素敵なポイントを中心に巡っていると、見たことない時代のはずの「昭和」を感じました。平成生まれの鉄ちゃん(鉄道マニア)にとって憧れとも言える「昭和」という視点からタイ国鉄を見てみましょう。


①線路端のルールが緩い
令和の日本だとタレントが数メートル線路に入っただけで炎上する世界ですが、バンコク中心部以外のタイ国鉄線内において、線路立ち入りや横断はフリーダムに行われます。

沿線全体が勝手踏切と化しているマハーチャイ線


線路と人の距離が近い、今は海外ならではになった「ゆる鉄」を楽しむことができます。

②そもそも安全に対しておおらか
①と関連しますが、全体的に安全に関する考え方がおおらかです。線路の上でお店をやっている場所(メークローン線路市場)まで存在します。

列車が軒先スレスレを通過していく!(メークローン線路市場)


危ない!と思うこともありますが、「郷に入っては郷に従え」の精神で、そのおおらかさを楽しんでしまうのも良いのではないかなと思いました(ただ、怪我は自己責任ですので程々に)。良く「昔は良かった」と言われる時の大らかさってこんな感じなのかな〜?と思いました。なんでも自己責任ですが、こういう雰囲気も私は好きです。
他にもこんなトラックの荷台に乗せられる乗合バス(バス停以外でも乗車意思を示すと乗せてくれることもある)もあります。

トラック型の乗合バス。乗り心地は荷台なのでそれなり。


多人数乗りのバイクもバンバン走っていきます。そもそもバイクタクシーという2ケツで人を運搬する乗り物まで存在しています。昔の映画を見ていると荷台に人を載せるとか2ケツとかはしばしば登場するので、これも過去の日本には似たような光景があったかもしれません。

線路端を颯爽と通過していくバイクタクシー。筆者は怖くて乗れませんでした。


ところで、これだけフリーダムな状態なのに事故をあまり見かけませんでした。もっとそこらじゅうで事故しててもおかしくない運転マナーなのですが、みんながフリーダムに走るので、逆に「かもしれない運転」で身を守ることが徹底されているのかもしれません。

③列車が基本的に非冷房
日本で非冷房の列車は探す方が大変ですが、タイ国鉄ではかなりの割合で非冷房が来ます。もちろんBTSのような新しい路線は冷房車ですが、国鉄が運行する中距離列車やローカル線は結構非冷房です。日中40度近いタイでは暑い……かと思いきや、全開の窓からの風が心地良く、走っていれば意外と快適に過ごせます。

外は暑いが車内は窓全開で心地良い(マハーチャイ線車内より)



あと、これは完全に怪我の功名ですが、車両の窓が大変汚いので泥が日差しを多少遮ってくれます。

④活気に溢れている
ローカルな場所でも夕方遅くまで盛り上がっています。駅のホームにも露店が出ていて、人々が色々なものを売り歩いています。ここまでの活気は昔の日本の映像でも見たことがないですが、ホームで何かを売り歩く、というのは少し前までちょくちょくあったみたいです。

活気溢れるホーム上(マハーチャイ線、Wongwian Yai)


海外で鉄道を撮っていると、日本との相違点や類似点を探したくなります。タイ国鉄では私が幼少の頃や、さらにもっと前の映像でしか見た事の無い昔の日本の鉄道の姿に似ているなと思いました。国鉄型が好きな人こそ一度訪問してみてほしい場所です。

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